三倉岳県立自然公園
大竹市のシンボル『三倉岳』は、朝日岳・中岳・夕陽岳の3つの峰が並ぶ迫力満点の山。鋭くとがった姿から「三本槍」とも呼ばれ、ロッククライミングや登山が楽しめる人気スポットです。
標高702メートルの頂上からは瀬戸内の絶景が一望！周辺にはキャンプ場や登山道も整備され、自然を満喫したい人たちでにぎわっています。
アクセス
大竹市栗谷町
蛇喰磐（広島県天然記念物指定）
山口県との県境にある小瀬川と玖島川の合流点には、水の流れが長い時間をかけて岩を削り、大小さまざまな丸い穴をつくり出した不思議な景観が広がっています。伝説では、三倉岳に住む大蛇が岩をかじってできたともいわれるとか。
夏には川遊びや水辺の探検を楽しむ家族連れでにぎわう、涼しげでワクワクするスポットです。
アクセス
大竹市栗谷町
亀居公園（亀居城跡）
広島城主・福島正則が1608年に築いた支城「亀居城」。その跡地は今、公園として整備され、春には満開の桜が咲き誇る人気スポットです。
本丸跡からは瀬戸内海を一望でき、思わず深呼吸したくなる絶景が広がります。園内には、大竹市出身の作詞家・石本美由起氏の代表曲「悲しい酒」や「憧れのハワイ航路」の歌碑が並び、散策しながら名曲の世界に浸れる遊歩道もあります。
【亀居城】
関ヶ原の合戦後に広島城主となった福島正則が5年の歳月をかけて1608年に亀居城を築城しましたが、わずか3年で幕府の圧力により取り壊されたと伝えられている城です。1977年に石垣が発見された後、亀居公園として整備されました。亀居城跡は、大竹市指定重要文化財（史跡）に指定されています。
アクセス
大竹市小方2丁目
阿多田島
小方港からフェリーで約35分。日本三景・宮島のすぐ隣に浮かぶ、周囲約11キロの小さな島「阿多田島」は、瀬戸内海屈指の釣り天国です。青い海に囲まれたこの島では、広島県で唯一ハマチの養殖が行われており、そこから誕生したのが大竹市のブランド魚「あたたハマチtoレモン」。レモン入りの特製飼料で育ったハマチは、ほんのり柑橘が香るさわやかな味わいが魅力です。
アクセス
大竹市阿多田
工場夜景
大竹市から岩国市へと続く「岩国大竹コンビナート」は、1962年に日本で最初に誕生した石油化学コンビナートです。夜になると、工場群がまるで星空のように輝き出し、昼間とはまったく違う幻想的な姿に変身。暗闇の中に浮かび上がる無数の光がつくり出す非日常の世界は、思わず見とれてしまう美しさです。
【日本初の総合石油コンビナート】
岩国大竹コンビナートの大竹地区は、1961年（昭和36年）に三井系の4つの企業が誘致され、翌年の1962年（昭和37年）に石油化学コンビナートとしては日本で最初に建設・誕生しました。（出典：化学工学会会誌『化学工学』）
元々、岩国市・和木町側には、戦時中に航空機や自動車の燃料を確保するための石油精製の研究をしていた旧陸軍施設があり、大竹市側にも旧海軍の海兵団や潜水学校の校舎跡地といった国が所有していた広大な土地がありました。その土地へ積極的な企業誘致を行い、現在の巨大なコンビナートとなりました。
下瀬美術館
2023年3月に開館した「下瀬美術館」は、世界的建築家・坂 茂氏が手がけた注目のアートスポットです。「アートの中でアートを観る。」をコンセプトに、雛人形や近代絵画、ガラス工芸など多彩な作品を展示。季節ごとに表情を変える庭園や、水上に浮かんでいるように見えるユニークな可動展示室、瀬戸内海を一望できる開放的な望洋テラスなど、訪れるたびに新しい感動と発見に出会える場所です。
アクセス
大竹市晴海2丁目
晴海臨海公園
瀬戸内海に面した広大な公園からは、青い海や日本三景のひとつ・宮島を一望できます。年間を通してスポーツやイベントが行われ、子どもから高齢者まで多くの人が集う交流の場です。
遊具広場には、大竹の工場群をモチーフにした中国地方最大級の大型遊具「ロボファクトリー」が設置され、子どもたちの冒険心をかき立てます。
アクセス
大竹市晴海2丁目
弥栄ダム（弥栄湖）
広島県と山口県の県境を流れる小瀬川に建設された弥栄ダムは、完成までに20年の歳月をかけた重力式コンクリートダムで、堤高120メートル、総貯水容量を含め中国地方屈指の規模を誇ります。
大竹市や周辺地域の利水や治水を目的とした特定多目的ダムで、2005年には「ダム湖百選」にも選ばれました。湖上にかかる弥栄大橋や、周辺のキャンプ場、オートキャンプ場、川真珠貝広場、公園、浸水広場などで自然を楽しむことができ、上流には美しい渓谷・弥栄峡も広がっています。
アクセス
大竹市小方町小方
弥栄峡
広島県名勝に指定されている弥栄峡は、弥栄ダム上流に広がる美しい渓谷です。屏風岩や重ね岩など個性的な奇岩が渓流沿いに点在し、アカマツやヤマツツジの緑とともにまるで絵画のような風景を作り出しています。
山口県側には遊歩道が整備され、周辺にはキャンプ場や広々とした公園もあり、自然と触れ合いながら散策やアウトドアを楽しめます。さらに、このエリアは希少なカワシンジュガイの生息南限地としても知られています。
アクセス
大竹市栗谷町大栗林